大日本プロレス中継 大日大戦

ファイヤーデスマッチ
葛西純、MEN‘Sテイオー vs 佐々木貴、“黒天使”沼澤邪鬼


伊東竜二とアブドーラ・小林を欠く苦しい台所事情の大日本だが逆にそのことで新鮮な顔触れのタッグマッチが実現した。葛西はMEN‘Sテイオーのことをなぜか「メンズー」と呼ぶ。


この試合は野外で行なわれ雨降る中でファイヤーデスマッチという難しいシチュエーションになった。試合開始後セコンドがロープに巻きついてる予め燃料を含ませたタオルに火をつけようとするがなかなか引火してくれない。しばらく粘ってやっと火が大きくなったがすぐ弱くなってしまった。


テイオーはこの試合でもテクニシャンぶりを発揮。持ち込んだパイプイスのシートのところに火をつけ、その周りをローリングクレイドルで沼澤を回すファンタスティックな演出を披露した。
中盤テイオーが沼澤に足4の字固め、葛西が佐々木にシャープシューターをかけてペースを握る。
佐々木は葛西に火がついた蛍光灯束を持たせ『右脚』で脳天もろとも蹴りとばしたがカウントは2。
これに対しテイオーが佐々木にミラクルエクスタシー→葛西がラダー最上段からパールハーバースプラッシュで反撃する。
しかし最後は葛西の正調リバースタイガードライバー→リバースタイガードライバーwith火のついた蛍光灯束で沼澤が沈んだ。沼澤も終盤シュバインを決めるなど奮闘したが及ばなかった。


雨でマットが滑りやすく、またタオルが水を含んでしまい火が思うようにつかないアクシデントもあってややしょっぱい試合になってしまった。選手がそのことを観客に詫び、伊東竜二がマイクを持ってようやく綺麗にまとまった。次回に期待。