熟成

 ハロプロは歴史が長くなって歌手活動が数年になる人も多くなってきました。コンサートをずっとやってるメンバーはそのCDリリース直後のライブツアーで一回歌って、旬が過ぎると歌わなくなってしばらくするとまたセットリストに入っているなんてことがよくあります。
 

 同じ歌でもリリース間もない頃はその歌に対する初々しさみたいなものが残ってて「上手く歌おう」「CDを買ってもらえるように歌おう」という歌い方をしてるように見えるときがあるんだけど、しばらく歌わない期間があってまたライブで歌うことになったときの歌い方って変に力が入ってなくて完全に自分のものにしてるなあっていうのが伝わってくる歌い方をしてるんですよね。その間の本人の歌唱力アップもあると思いますが色んな人生経験を積むことで、まるでワインが熟成するかのように以前と別の旨みが増したパフォーマンスになってそれが聴けたときはいいもの味わったなあとつくづく思いますね。松浦亜弥さんが『ずっと 好きでいいですか』を『Hello!Project 2005 夏の歌謡ショー -'05 セレクション!コレクション!』と『Hello!Project 2007 Winter 〜集結!10th Anniversary〜』で歌っててDVD見てるときそんなこと思いました。