里田まい 「ピュアでもいいんじゃない?」

96ページから99ページは里田まいさんの特集。

「これまでは、コートや人前で泣くなんて、まずなかったですから。なんかイヤなことがあったら、帰って泣くとか、寂しい人間で(笑)。いっしょにいる時間が長かったこともありますけど、同じ目標に向かってみんなとやってきたから、やっぱり、ね。」

ガッタスは今年斉藤瞳さん、紺野あさ美さんの2人の引退者が出て、残されたメンバーは気持ちの切り替えが大変だと思う。ずっと一緒にやってきて苦楽を共にした仲ですからね。合宿に行って文字通り同じ釜の飯を食べた間柄でもありますし。特に里田さんはりんねさんのカントリー娘。卒業以外メンバーの卒業というものを経験してないから一層色んな思いが募るのでしょうね。


「個人的にはよっしー(吉澤ひとみ)と仲がいいので、弱い部分は見せたりしてたけど。私が泣いたりするようになった大きな原因の一つは、このチームによっしーがいるからですね」

彼女にとって吉澤さんがいかに大きな存在か伝わってきます。


「だいたいわかるんですよね、調子悪い子がいると。そういうとき、おもしろいこといってテンションあがるならいうし。それが貢献、といえるのであれば、私がチームにできる役割のひとつですね。」

チームへの貢献の仕方はいろいろあるはず。ただ試合中に頑張るだけが貢献することではありません。チームで戦うとき目に見えない部分の貢献が非常に重要になってきます。里田さんの存在はサポーターの思ってる以上に実際は大きいのかもしれません。


「フットサルに関して、私はまだ語れるところまで到達してないですよ。でも、頭を使う面白さは感じています。技術も必要だけど、やっぱり頭。」
「でも行き詰ったとしても、絶対に打開策はあるし、答えもひとつじゃない。すごく時間がかかるんだけど、以外に単純なところに答えが転がってたり。そのたびにやっぱり頭使わないと、まだ足りないなぁって思うんですけど、そこに魅力を感じるし、おもしろいんですよ!」

今週の『週刊女性』に里田さんが出てて、技術書読んでフットサル勉強してると言っててフットサルを単なる体を動かすスポーツと見てなくて、どうしたらこういうプレーが生まれるかなど論理的に捕らえようとする意欲を感じますね。その一方で「家にもボールは2つありますけど、蹴りすぎて両方とも空気が抜けちゃってます。」と言うぐらいボールと接する機会を常に持つようにして技術を高める努力も忘れません。彼女の真摯な取り組みは後輩(リトルガッタス)の良いお手本になると思います。