*お知らせ
明日18日(金)から21日(月)または22日(火)まで更新を休止します。予めご了承ください。

*BOOKSTAND.TV(BS12 12月5日)
ナレーター:工藤遥さん 
出演:飯窪春菜さん
MC:水道橋博士さん、原カントくんさん
工藤遥さん「ゲストの飯窪春菜は、コロナ渦で一日一冊おススメをupするほどの漫画愛好家。藤子不二雄A先生とも知己があり交流関係も幅広いんです」。
 
博士 「今日(のゲスト)は可愛い子ちゃん」
原  「そうですよ」
博士 「我々の苦手な20代の」
原  「(笑)。タレントにして女優飯窪春菜さんよろしくお願いします」
飯窪 「よろしくお願いします」
 
はるなんの家には約3,000冊の漫画がある。撮ってきたリビングの写真には棚に入りきらない漫画が床に山積みされている。
博士 「ちょっとした漫画喫茶ですもんね」
飯窪 「そうですね」
原  「いきなりパンチが効いた写真が出てきましたけど(笑)」
飯窪 「本当に引っ越しの時とか持てないぐらいの重さの量なんですよ」
 
原  「落ち着くんですかここ漫画があるほうが」
飯窪 「私両親も漫画が好きで、物心ついた頃から漫画に囲まれてたのでこれがもう当たり前の景色だと思ってたんですよ」
原  「これが日常風景として」
博士 「凄い」
 
原さんが漫画は殆ど読まないと言ったらはるなん「えー勿体ない!」。
 
はるなんは2013年頃から『MBSヤングタウン』(MBSラジオ)で明石家さんまさんと共演している。
博士 「7年間でほぼ毎週ですから、たぶんIMARUさんよりさんまさんに会ってる人です」
飯窪 「(笑)」
 
メルマ旬報で”明石家さんまヒストリー”を長年書いているエムカクさんに博士がはるなんについて知ってることを教えてほしいと依頼したところ紙18枚の資料が送られてきたそうで、それを元にここからトーク
 

 
はるなんとさんまさんが初めて会ったのは高橋愛さん卒業公演の日。(※2011年9月30日)
 
はるなんはさんまさんに福神漬をあげる係。
飯窪 「さんまさんがいつもラジオ始まる前に牛丼なりカレーなりを食べてらっしゃいますけど、そこについてる福神漬いっつもさんまさん開けられないんですよ」
博士&原 「(笑)」
飯窪 「なので私が無言で受け取って開けて無言で返すっていう役割を」
原  「完全に女房のような役割を」
飯窪 「担っております」
原  「さんまさんって本当どんな方なんですか?」
飯窪 「どんな方?小娘が言うのあれなんですけどいつまでも少年のような方だなっていうか。好奇心旺盛でなんにもで興味を持とうとされるので、本当少年みたいだなと思うんですけど。会うといっつも頭にご飯粒付けてるんですよ」
博士 「それは本当の少年ですね」
原  「少年ですね(笑)。おにぎり頬張ってる少年ですよ」
飯窪 「なんかあのご飯食べてると8割方落とされる方で」
スタッフ 「(笑)」
原  「喋りながら食べてるんじゃないですかそれ」
飯窪 「喋りながら食べるから落とされて、で、こうなんか髪を触るのも癖なのでそれでご飯粒が」
原  「(笑)」
博士 「よくね飛沫の刃って言いますけどね」
飯窪 「(笑)。今コロナでアクリル板立ててラジオやってるんですけど、やっぱ1時間半のラジオなのでアクリル板もだいぶ飛沫飛んでるんですよ」
博士 「そしてね誕生日には必ずプレゼントの交換してて」
飯窪 「はい」
博士 「ほぼ恋人じゃないですか」
飯窪 「いえいえ(笑)」
この日着てた白いワンピースはさんまさんから貰った物。
 
さんまさんに『鬼滅の刃』を勧めたのははるなん。アニメが始まる前にコミックスの1巻を読んで面白かったので勧めたそうです。
原  「やはりコミックス派なんですね、連載じゃなくて」
飯窪 「そうです。コミックス派なので絶対に週刊誌読んでる方のネタバレとかは許せないんです」
博士 「あーそうなんだ」
飯窪 「一番重い罪だと思っています」
 
逆にさんまさんからは『アオアシ』を勧められた。
飯窪 「『ジャイアントキリング』とかスポーツ漫画が勧められることが」
原  「さんまさんサッカーやってましたもんね」
飯窪 「それも面白くって第1話から泣けるんですよ」
博士 「さんまさんお若いなと思う。(ビート)たけしさんなんか漫画を読む・・・禁じられてましたから親から」
原  「そうなんですよね」
博士 「だから漫画のコマの運び方が分からないんです」
飯窪 「あやちょもそうです。前にここに来た」
原  「和田彩花さん」
飯窪 「はい美術大好き和田彩花さんも「漫画の読み方が分からない」って言ってて」
原  「絵画として見ちゃうんでしょうか(笑)」
飯窪 「そうですね一枚一枚(笑)」
博士 「あれだけ絵画好きなら(漫画も)好きそうなのにね」
飯窪 「もうずーっとお勧めしてるんですけど絶対に読まないんです」
原  「仲いいんですか和田彩花さん」
飯窪 「同い年で加入当初から仲良くさせて頂いてて、あやちょもコロナ自粛前最後に会って、開けて最初に会った人って」
原  「すごい。仲いいよ」
博士 「今、今月発売のクイックジャパン和田彩花さん連載してるんですけど、この収録の話で俺のこと褒めてくれてて、もの凄い嬉しかった(笑)」
原  「(笑)」
 
はるなんがお勧めの漫画3冊を紹介。まずは『かってにシロクマ』。
原  「これね、僕でも知ってますよ」
飯窪 「うわ!本当ですか」
原  「相原コージさんね」
飯窪 「そうです」
博士 「30なん年前ですよ。よくこの漫画知ってたね」
飯窪 「これはお父さんが教えてくれて」
博士 「でしょ」
飯窪 「はい。私小さい頃お小遣い持って古本屋さんで1冊毎月買うっていうのを楽しみだったんですけど『かってにシロクマ』も古本でずっと集めて、私の動物の生態とかも全部『かってにシロクマ』から学んで」
原  「それかなり歪んでしまいそうですけどね(笑)」
博士 「ギャグ漫画なんだけど人間は一切出てこないし、人工物、建物も一切出てこないし、なんか漫画でこれを展開してること自体がもの凄いこの頃画期的だった」
飯窪 「私はギャグ漫画としてこれを読んでるんですけど」
博士 「下ネタも多いしね」
飯窪 「下ネタ多しですね。だから私小学生の頃当時読んでてちょっとドキドキしながら読んでたんですよ。でも動物同士だからそんな生々しくて学べたというか・・・学ぶ?(照れ笑)」
スタッフ 「(笑)」
飯窪 「読めていたんですけど、でも色んなミジンコとかちっちゃな微生物とかも出てくるので、なので小中学生の方とかも理科の勉強にもなるなと思いますね」
博士 「これを今推薦してる人いないですよ」
原  「いないよ」
飯窪 「面白くってメンバーにも貸したりとかもしてました」
 
博士 「漫画って置いとくと何回でも読めるのがいいよね」
飯窪 「そうですね。本当にその時の経験値によって感じるものも変わってくるのでそこが漫画の好きなところです」
 
2冊目は『ここは今から倫理です。』。
飯窪 「読んでるだけでちょっと倫理分かるかなぐらいの気持ちにもなれますし、あとちょっと考えさせられるというか、色んな生徒の私生活の問題とか色んな問題とかを真正面から向き合っていく先生の姿みたいなものも私は好きです」
原  「人生で色んな事こと漫画から学べるんですね」
飯窪 「全部漫画から。私は知識は全部漫画から」
 
3冊目は『風の谷のナウシカ』。
飯窪 「私このワイド版の『風の谷のナウシカ』原作を大人になってから存在を知って、コンビニで7巻売ってたんですようちの会社の下で」
スタッフ 「(笑)」
飯窪 「「これは買わなきゃ」と思って一気に7巻買って読んで衝撃を受けたんですよ。全部宮崎駿監督が手描きで描かれていて人物とか背景とかもトーンもあんまり使わずに描かれてて、その絵の綺麗さも凄いんです」
はるなんこのあたりから熱くなってきてヲタク特有の早口で紹介してました。
 
原  「映画を観たあとこの原作を読んでどっちが好きっていうの変ですけど」
飯窪 「映画はやっぱ音とかもあるから漫画の中だけで音は想像できないじゃないですか。自分で読んでて映画と照らし合うところは勝手に音が脳内で流れるんですけどそれ以外のところは想像でしかないから、だから映画の完成度って本当に凄いんだなっていうのを感じましたし、でもこれはこれで大人が読める漫画というか大人が読んで漸く理解する漫画という感じで、私も何度か読んだけどまだ理解できてないところが」
博士 「そうそうそう、それぐらいの世界観がね」
飯窪 「本当に難しいんですよ」
原  「本当に奥深い」
飯窪 「登場人物も多いですし、で、森の人セルムっていう映画には登場しないキャラクターが出てくるんですけど、色素の薄い美少年で私このジブリの男の子で一番好きな一番格好いいと思うキャラクターが(セルム)」
原  「ジブリのあらゆるイケメンキャラクターがいますけど」
飯窪 「アシタカとかハクとか色んな人気キャラクターいますけど私は森の人セルムが一番イケメンだと思うんですよ。これを是非原作を読んで他のジブリのイケメンが好きな人達にも是非分かってほしい」
博士 「『風の谷のナウシカ』はみんな知ってるから「(映画と)原作と違うんだよ」って言ったら食いつきはあるでしょ?」
飯窪 「なので私はこれを7巻買ってから持ち歩いてメイクさんとか色んな大人の人達に」
原  「本当に聖書のように」
博士 「(笑)」
飯窪 「本当に布教していきました」
原  「啓蒙活動を」
飯窪 「はい」
 
次は漫画ではない本として馳星周さんの『少年と犬』を紹介した。
飯窪 「私馳星周さんさんの本をこれで初めて読みまして、最近小説面白いなと思って読むようになって、そんな時にさんまさんと村上ショージさんが「これ『少年と犬』が話題だ」ってお二人ともゲットされたっていうのを聞いて」
博士 「さんまさんも読むだ」
飯窪 「はい」
博士 「さんまさんは読まないイメージあるけどね」
原  「ありますね」
飯窪 「なので私もその日のうちに買って読んで大感動して次さんまさん達に会ったときにお話ししたんですけど。迷い犬のお話で、迷い犬が本当に会いたい人を探してるうちに出会っていく人との話を描いていて、短編集じゃないけど出会う人出会う人ごとに話が変わっていくんですけど。私ずっと家で猫を飼ってまして今までずっと猫派だったんですけどこの本を読んでワンちゃんの賢さと人との絆みたいなものに凄い感動して今凄い大型犬を飼いたくて仕方ないんですよ」
原  「突然の大型犬」
飯窪 「はい。シェパードなんですけど」
 
飯窪 「まさかの結末に私嗚咽で泣きましたね」
原  「漫画とは違うなにかしらの感情の動かし方がありますかね小説は」
飯窪 「やっぱあの本で字だけなので自分の中で想像するのが楽しかったですね。すごく柔らかくて優しい作品の印象だったので馳星周先生の他の本も読んでみたい」
博士 「読んでみてください。生きるのが嫌になりますから」
飯窪 「えええそんな!?」
スタッフ 「(笑)」
飯窪 「そんな180度変わります!?」
博士 「はい」
飯窪 「そうなんですね」
 
次は『365日 世界一周絶景の旅』。
飯窪 「これさんまさんと同じラジオのスタッフさんにホワイトデーに下さったもので」
博士 「いかにもプレゼントでもらう本だね」
飯窪 「でも私はこれがおうちで宝物の一冊になったんですよ。っていうのも1月1日から12月31日まで365日もし世界の色んな絶景を旅するならっていうのがテーマの本になっていて、色んな絶景が365か所載っているんですね。で、なん月なん日はどこだろうっていうのを開きながら見るの凄い楽しいんですけど、私はこれを見て「せっかく地球に生まれたから人生かけて地球の色んな絶景を見たい」っていう夢を持ったんです。なのでこれが今の私の人生のバイブルになってるんですけど。綺麗な写真と共に横に日本から最低予算、最低日数みたいな事も書かれていて」
原  「じゃあ本当に行こうと思ったらそのガイドにもなっていると」
飯窪 「そうなんです。だからちょっと読んでるだけで旅をできる本になってるのでこれ本当永遠に眺めてられますね」
原  「しかもめくる旅に自分の行きたい場所も変わってきたりするでしょうし」
飯窪 「はい」
原  「その時の気持ちになって」
飯窪 「そうなんです国も違うし季節によって今の季節はここがいいですよっていうお勧めもされているので」
博士 「いい本ですよね」
原  「これちょっと僕もプレゼントで使わせて頂きたい。これ飯窪さんの中で一番行ってみたいなっていう所あったりしましたか?」
飯窪 「ウユ二塩湖にはいつか行ってみたいっていうのがあってボリビアの。空が鏡みたいになってる塩の湖」
 
飯窪 「私はとにかく行ける所は行っておこうと思っていて手っ取り早く日本でどこかって思った時に、近くの千葉県にある鋸山という所に”地獄のぞき”っていう断崖絶壁があって、そこにまず行きましたね」
原  「行ったんですか」
飯窪 「はい地獄のぞきに行きました」
原  「危ないよそれ」
飯窪 「きちんと柵はなってるんですけど凄い高い所から下が覗き込めるんですよ。でも山の中なので景色もいいですし、階段だらけでいい運動にもなりました」
博士 「え、これ日本版もあるんですか?」
飯窪 「日本版もあります」
博士 「それいいですね」
飯窪 「日本の色んな所絶景まとめた所もありますね」
原  「地獄のぞきちょっと行ってみたい気もしますけどたぶん行かないでしょうね」
飯窪 「ええ!?」
スタッフ 「(笑)」
飯窪 「是非是非。途中までは車でも行けるので」
原  「大変そうですもん」
スタッフ 「(笑)」
 
原  「博士さん、こんだけ漫画を語った回はBOOKSTAND.TVはないんじゃないですか?」
博士 「初めてですね」
原  「初めて」
飯窪 「いやー本当もっともっとお勧めしたい漫画がいっぱいありますので」
博士 「ありそうですね」
原  「もっとある」
 
番組サイト飯窪春菜さんのインタビュー記事。

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