G1クライマックス決勝戦。永田裕志対棚橋弘至。
決勝戦らしい良い試合だった。中盤永田が単調にバックドロップを連発したのは棚橋が何か新技を隠してると思ってそれをあぶり出すのが狙いだったのではないか。
途中で棚橋が出した腕極めドラゴンスリーパーを見て懐かしいと思った。あれは93、94年頃FMWの工藤めぐみが対シャーク土屋戦用に盛んに使ってた技。それ以前から藤波もたまに使ってたが鬼気迫る表情で締め上げるくどめの方が印象に残ってる。
棚橋は終盤ドラゴンスクリューの連発で一気に勝機を引き寄せて最後はハイフライフローで初優勝を飾った。しかしせっかくドラゴンスクリューで足を攻めたのだからそこで足4の字か何か足技をワンクッション入れてからハイフライフローに行ったほうが説得力が増したと思う。「足を攻めるドラゴンスクリュー→胴体を攻めるハイフライフロー」の流れはやや唐突だった。
この二人はIWGP戦で再戦することが内定した模様。棚橋がG1制覇の勢いでIWGPを奪うのか、それとも永田が返り討ちにするのか、大注目の一戦になりそうだ。
