大日本プロレス中継 大日大戦

蛍光灯タッグデスマッチ時間無制限1本勝負
佐々木貴伊東竜二 vs 宮本裕向(666)、isami(ユニオン)


戦前から勝負見えてるマッチメイクで焦点は宮本、isamiがどれだけ根性見せられるかという試合。先制したのは宮本、isami組で、isamiが蛍光灯を持ったままトペ・スイシーダ。宮本はスペースフライングタイガーアタック(※側転→バック転→トップロープ越えラ・ケブラーダ)で奇襲をかける。しかし勢いがあったのは最初だけ。戦場がリングに戻ると試合運びは佐々木、伊東組が一枚も二枚も上で蛍光灯を使った攻撃を随所に織り込んで一方的にダメージを蓄積させていき宮本とisamiは反撃の糸口さえ見つけられない。たまに反撃しても体重が軽いため一発に重みがなくすぐ返されてしまう。佐々木、伊東とマッチアップすると肉の厚さが全然違う。


途中、宮本が蛍光灯束を持ったままムーンサルトプレスを伊東に食らわせたのと佐々木にヤンキードライバーwith蛍光灯を決めたのが数少ないチャンスらしいチャンスだった。結局試合の大半は佐々木、伊東組が攻めて最後は15分16秒蛍光灯束を持って寝かせたisamiに伊東がドラゴンスプラッシュを浴びせて貫禄勝ち。蛍光灯束はなくてもおそらく勝ったと思う。あれは必死に食い下がった宮本とisamiを評価してのものだろう。


宮本とisami(元ヤンキー)は根性は良かったけどいかんせん体重がそれぞれ80kgと75kgではついていくのが精一杯。もっと肉つけないと技が効かない。試合後のマイクパフォーマンスで伊東は「昔の俺はお前らより痩せてたけど、やればできるんだよ!」と2人を励ました。新世代デスマッチファイターの台頭が楽しみだ。


来週は10日に行なわれた佐々木貴(王者) vs 伊東竜二(挑戦者)のBJWデスマッチヘビー級タイトルマッチ。見逃せない。