吉澤ひとみ「美しく勝つ!」

63ページから66ページは吉澤さんの特集。

「大事な信頼関係を作るためには、まず自分がしっかりしていかないと。その点は、日頃から気をつけていますね」

これは見ててよく分かりますよ。まずガッタスのリーダーになって「おっ!?」と思わせるような仕草や行動が見られるようになって、更にモーニング娘。のリーダーに就任して落ち着きが出て周囲への気配りを欠かさないようになったと感じることが増えました。本人は一匹狼タイプなんて言って否定してますがやっぱり元々彼女にはそういう資質があったのではないかと考えます。

ガッタスが強い、ということが前提になければいけません。でもイチバンは、観客の心を取り込むような魅力的なプレーをしたい。」

ガッタスが強いが前提に〜」が「強いチームといえばガッタスと言われるようでないといけない」なのか「スフィアリーグガッタスは人気チームだからそういうチームは強くないと格好つかない」の意味で言ったのかはこれだけではわかりませんがどちらにしても自分達は強いチームでありたいという気持ちがストレートに出た言葉だと思います。自分を追い込む意味も多少含まれているかもしれません。

  • チームの先頭に立ち、高い意識を持ち続ける姿勢は5月、スフィアリーグ決勝でも見られた。

「決勝では点差をつけられました。でも、そこで諦めたらすべておしまい。(中略)最後まで勝ちたいという気持ちが、いいプレーやいいゴールに繋がっていくんですから。そういった意識を持ち続けるのは、キャプテンとして当然。それが私に与えられた役割。」

4thステージでTEAM dreamに3点取られても4点取られても最後まで攻めの姿勢を見せていたのが印象的です。そこにアゲインストの状況になると途端に動きが鈍くなると言われてたガッタスの姿はありませんでした。吉澤さんの強力なキャプテンシーと紺野さん最後の試合を少しでも良い形で終わらそうという気持ちが試合終了までチーム一丸で戦うことができた要因になっていた思います。自分に任せられた仕事を良く分かっています。


チームの今後の課題としてここぞというときの発想力をあげています。そのためにはコミュニケーションが絶対必要とも言っています。問題と同時にその解決方法をちゃんと把握してるので、時間はかかってもきっと解決するでしょう。心配してません。


最後に「ボールの力」と全く同じ趣旨の話を吉澤さんもしてて安心しました。首脳陣からキャプテン、選手まで考えが一本芯を通ってる。こういうチームは強いですよ。