昨日はTEAM dreamのことを書いたわけですが怪物級の実力者の宇津木めぐみ選手を獲得し怒涛の勢いで決勝に進んできたそのTEAM dreamを抑えて優勝したのがガッタスでした。ガッタスは準決勝のミスマガジン戦こそ良かったものの1回戦の南葛YJシューターズ戦でいきなりPK戦になるという苦しい展開で薄氷を踏む感じで勝利を収めました。対するTEAM dreamはASAI RED ROSEを破り準決勝で前回王者のcarezzaも倒して勝ちあがってきたチームです。決勝が行なわれる前ははっきり言って負けを覚悟しました。しかし結果はご存知の通りです。
一方ガッタスはキャプテン吉澤さんが不調、是永さんは負傷というチーム事情での対戦を余儀なくされましたが、試合ごとに徐々に調子を上げていった石川さんや安定感抜群の里田さんなどの活躍もあって得点を許しませんでした。1年前5対0で勝った相手に得点を挙げられなかったことは確かに課題として残ってしまいました。しかし「勢い+最強助っ人」を擁するチーム相手に組織的なプレーを展開して最後まで封じ込めたのは、普段から監督とコーチがチームの総合力を高めるべく効果的な練習メニューを組んでそれをきっちり消化してきたガッタスメンバーの努力の賜物であり高く評価されていいと思います。ガッタスはよしもとマラティニーコの斎藤陽子選手、カレッツァの小島くるみ選手、ASAI RED ROSEの山口百恵選手などチームとしての総合力は勝っていても飛び抜けた能力を持つ一人の選手にはやられてしまうことが度々あって、この宇津木選手なんかはその最たる人物なわけですから最悪の結果を考えてしまったわけですが本当によく踏みとどまったなと思いますね。
フットサルに限らないけどスポーツで「流れ」とか「勢い」は直接試合を決定しかねない程とても重要な要素です。決勝でのそれは明らかにTEAM dream側にあったと思います。ガッタスは一回戦ギリギリのところで勝って息を吹き返した感があります。実力もさることながらそれで準決勝2対0で勝つことが出来たんじゃないでしょうか。とはいえやはりTEAM dreamの方が分があったと思いますね。
PK戦になっても最後の最後まで気が抜けませんでした。なんといってもガッタスが1stステージとGyaOカップで2連敗した最後はPKによるものです。ジンクスはついつい意識してしまいます。PK戦は追い詰められた精神状態の中で本当にひとりひとりがよく頑張ったとしか言えないですね。この大会を経験してガッタスはさらに精神的に強くなったのではないでしょうか。次の大会でどんなプレーを見せてくれるのか今から待ち遠しいです。
最後に。これでPK戦で2本目となる決勝シュートを放ったみうな選手には心底脱帽します。パワプロなら「代打○」と「チャンス○」の特殊スキルをつけるべきです。