だいたい朝方まで

*BOOKSTAND.TV(BS12 8月27日) ※後編

出演:飯窪春菜さん

司会:でか美ちゃんさん、原カントくんさん

ナレーション:工藤遥さん

 

工藤 「このあとは一見アイドル漫画に見えるこちらの一冊。転生モノでサスペンス?」

 

飯窪 「連絡先知らないですよね」

でか美 「そうなんですよ」

原  「今日是非」

飯窪 「いいですか?やったやった(笑)」

でか美 「嬉しい(笑)」

原  「とりあえず番組を収録してね」

飯窪 「そうですね」

でか美 「そうですね」

 

工藤 「飯窪春菜が紹介する最新漫画事情2つ目はシリーズ累計1800万部の大ヒット『かぐや様は告らせたい』の作者赤坂アカと『クズの本懐』で知られる横槍メンゴのコンビ作」

 

飯窪 「でか美ちゃんさんも知ってるって言ってた『推しの子』なんですけど」

原  「正直なところ表紙だけ見たらたぶん僕普通に手に取らずに生きていく」

飯窪 「そうなんですよこれなかなか」

原  「嬉しそうですね」

飯窪 「はい」

でか美 「プレゼン始まりますよ。覚悟してください」

原  「はい」

飯窪 「表紙だけだとどんなお話かアイドル、ただただアイドルのお話かなみたいな雰囲気出てるじゃないですか」

原  「はい」

飯窪 「全然そんなことなくて中を読むともの凄い芸能界の表と裏がすっごいリアルに描かれていて」

原  「へえー」

飯窪 「「うわーこんな世界あるよな」っていうちょっとダークな部分もあったり、でもキラキラした表の部分も夢いっぱいに描かれていて、そんな中でもただただアイドルになるお話とかじゃなくってサスペンス要素が」

原  「サスペンス。ほお」

飯窪 「はい、盛り込まれていてなぜこのタイトルが『推しの子』かっていうのがそのサスペンスの第1話でもうなんかもう分かっちゃうんですけど」

でか美 「展開が早くてその展開はもっとあとじゃない?っていう展開が結構序盤に序盤にどんどん来るんですよ」

原  「凄いですね性急に凄いんですねグイグイと」

でか美 「巻き込まれていくような感じで気づいたらたぶん読んじゃう」

飯窪 「そうなんですよね、結構伏線もしっかり張られていてストーリー展開早いんですけど、ずーっと「次はどうなるんだろう」っていうなんか逃がさない感じになってます」

 

工藤 「可愛い作画とサスペンスのギャップに加えて実はこれ転生モノなんです」

 

飯窪 「転生モノ」

原  「え、転生モノなの?これ芸能界の話でしょ?」

でか美 「と、思わないじゃないですか」

原  「思わないですよ」

でか美 「これ以上情報入れずに読んでほしい」

スタッフ 「(笑)」

飯窪 「なんも喋りたくないかも」

原  「これ視聴者の皆さんも本当気になってしょうがない」

でか美 「でも『推しの子』ってタイトル聞いたことありません?だいぶ今人気作品で」

飯窪 「アニメ化もされていて」

でか美 「なんか食わず嫌い読まず嫌いしてる人とかはたぶん読めば・・・」

原  「なんで『推しの子』って子どもなのかも気になるなっていう」

飯窪 「あー」

でか美 「いい視点持ってますね」

飯窪 「いや本当ですね読んでほしい」

でか美 「読んでほしい」

原  「いやこれね本当ちょっとあとでそれ楽屋で読ませて頂こうかなと」

飯窪 「そうですね1話だけでも読んで頂けたら」

原  「これ僕らの時代の漫画の読み方ってジャンプ、バーンと見て”ドーン ドーン”とコマ割りがある感じじゃないですか」

でか美 「見開きのコマ割りとか」

原  「そうそう。こういうなった時(=スマホ)ってちょっと違和感あるんですかね?」

飯窪 「あのお「電子書籍のジャンプ+のアプリで連載されてるよ」ってたぶん言われてるからなのかその見開き部分を分かりやすくなってるというかたぶん漫画家さん達が工夫されて描いていて」

原  「面白いなあ」

飯窪 「ただそれで威力というか迫力が半減することなくスッとストーリーも見やすいですし、の中でも見開きがある漫画もあるんですけど『ダンダダン』という今凄い人気の作品があって、最近は液タブとかで描くことが多いと思うんですけどもうずっとアナログで描いてらっしゃって、そんな中ツイッターとかに載せていたりするんですけどそうするともう凄い迫力の見開きが原画ではこんな風に描かれてるんだっていうのがアプリになった時に親指で長押ししたまま左右にスライドするとその途切れることなく一枚の絵として見ることができるので、それだけでも凄い迫力が伝わってくるんですよ」

原  「漫画表現がどんどん凄くなってくる」

でか美 「凄い」

 

工藤 「ちなみに『ダンダダン』に限らず少年ジャンプ+の漫画はスマホタブレットを横向きにするなどすれば見開きを一面で見ることができ、楽しめるんです」

 

原  「縦(スクロール)の漫画ってあるんですかね」

飯窪 「ありますあります」

原  「ついにページをめくるっていうより弾く時代が来たのかなって」

飯窪 「はい、縦スクロールの漫画もあるんですけどそれはそれでその漫画の面白さがあるというか」

原  「そうか縦には縦なりの」

飯窪 「はい、読みやすさがあって「あ、次こういうシーンが来るな」ってちょっとコマが分かりやすく分かれていたりするのでしっかり四角い枠が描かれているわけではないんですけど、四角い枠は無い状態で吹き出しと絵とって描いてあってそれがちょっとした空欄というか空間、行間があって自分のペースで次のマスに行けるんですよ」

原  「いいタメができてるわけなんですねそこで」

飯窪 「そうなんです」

でか美 「フィルムを上にやってるようなイメージかもしれないです縦スクロールの」

飯窪 「うんうんうん」

原  「そういうことですね。でか美さんあと飯窪さんの漫画の説明の威力が凄すぎてちょっと引いてるんですけど僕(笑)」

でか美 「凄い。ね。どっかに就職決まるんじゃないですか」

スタッフ 「(笑)」

原  「それは、うん」

 

工藤 「このあとは漫画をこよなく愛する飯窪春菜が『チェンソーマン』の藤本タツキの作品を紹介します」「続いて紹介するのは国内外で賞を受けた『チェンソーマン』の作者藤本タツキの初連載にして出世作ファイアパンチ』」

 

飯窪 「これはジャンプ+が今ほど人気というか普及される前に連載されていた作品で、この先生今大人気の藤本タツキ先生という先生なんですけど」

原  「聞いたことがある」

飯窪 「『チェンソーマン』を描いてる」

原  「あ、分かる」

飯窪 「ご存知ですか?」

原  「『チェンソーマン』だけ分かります。読んだことないですけど」

飯窪 「『チェンソーマン』が有名になったのはそもそもこの『ファイアパンチ』があったからなんですよ」

でか美 「へえー」

飯窪 「鮮烈なデビューだったんですよねジャンプ+で。衝撃の第1話というか結構グロテスクな表現というか。が、あるんですけど」

原  「なんか怖そう表紙が」

飯窪 「そうなんです。復讐のために立ち上がる主人公のお話なのでそういうなんか怖い表現というか、も、あるんですけどでもそれはより普通の幸せだとか喜ばしい嬉しいシーンを際立たせるために普段凄い怖いシーンも描いてるっていうのでなかなかジャンプでは描かれないような描かれ方がそれがジャンプ+では挑戦されてたんですよね。なのでこれの第1話が出た時にもうジャンプ+民が「すげー」ってなって」

原  「とんでもないものが出てきたと」

飯窪 「はい、こんな鮮烈な1話あるのかっていう風に色んなところで話題になってツイッターとかでも話題になったのがこの『ファイアパンチ』なんですよね」

原  「よくそんな流れるように説明できますね」

でか美 「ね」

飯窪 「(笑)」

でか美 「プレゼン力の凄さが。でも確かに藤本タツキさんは『ルックバック』とかもね最近大バズリして」

原  「それもバズってましたね」

でか美 「はいツイッターで読みましたけど全部載せられてたので」

飯窪 「うんうん」

でか美 「なんかたぶん意識して描かれてますよねきっとツイッターでウケそうなメインのお話だったり」

原  「そして連載では『チェンソーマン』を描くみたいなのね」

飯窪 「そうです」

原  「飯窪さんそんな全部追いかけてたら大変じゃないですかもう。毎回こんだけ作品を」

でか美 「そうなんですよめちゃめちゃ忙しい人なのにいつ読んでるんだろうっていうのは」

飯窪 「いやそうなんですだいたい朝方まで、今日も結局寝たの朝7時半ぐらいで」

でか美 「えええ!?」

スタッフ 「(笑)」

でか美 「朝方の中でもちゃんと朝じゃないですか」

飯窪 「そうなんです今ジャンプ+で読めるんですけど『ワンピース』全巻無料キャンペーンやってるんですよ。寝る時間なくなっちゃいましたね」

原  「でか美さんの中でなんか例えばここにない作品でもいいんですけどお勧めの漫画とかあったりするんですか?」

でか美 「私が一番好きなジャンルがギャグ漫画が好きなんですよ」

飯窪 「へえー」

でか美 「だからこういうそのシリアスな要素のある漫画はたまに読むけど基本ギャグ漫画が好きで」

飯窪 「ギャグ漫画好きなんですか」

でか美 「うすた京介大先生の『ピューと吹く!ジャガー』が1番好きな漫画で」

飯窪 「はいはい」

原  「さっきジャンプ+をですね初めて見たらありましたよ」

でか美 「ありました。そう、だからジャンプ+でも読めますし」

飯窪 「うんうんうん」

原  「古い漫画も連載してるんですね」

飯窪 「そうですね『ろくでなしブルース』とかそういうのも時を越えて連載してるのでそれを読めるから」

原  「凄いことしよんなホンマに」

でか美 「名作のアーカイブがあるっていうのがやっぱジャンプの強みというか」

飯窪 「うん」

原  「本当ですよね」

 

工藤 「このあとはちゃんとした朝まで漫画を読む飯窪春菜芥川賞作家のあの衝撃作を紹介します」

 

原  「本の番組っていうことでずっと飯窪さんと漫画についてずっとお話してきましたけど、活字の本もお勧めがあるということでお持ち頂きました」

でか美 「ありがとうございます」

原  「ご紹介頂いてもよろしいでしょうか?」

飯窪 「はい『生を祝う』という本でして最近私も読みまして、設定が凄く面白くて妊娠しているお腹の中の赤ちゃんに、赤ちゃんが大きく7か月とかぐらいになった時に「あなたはこの世に生まれたいですか?生まれたくないですか?」って聞くことができる制度がある世界の話なんですよ」

でか美 「へえー」

飯窪 「その今の家族の経済状況だったり、あと日本の世界の情勢だったりとかを踏まえてそれをその赤ちゃんが生まれてきた時に将来暮らしやすいかどうかっていうのを数値化したものを赤ちゃんに伝えてその赤ちゃんに実際自分の意思で選択を迫るお話なんですけど」

原  「いやいや、よくね”親ガチャ”っていう」

でか美 「ね、私も今それ思いました」

原  「あんなことが実際出来てる世界ってことですね」

飯窪 「そうなんです。で、自分で生まれてくることを選択した赤ちゃんはその証明書っていうものが発行される世界になっていて、の中で主人公のご夫婦がもうその赤ちゃんの意思に任せるって言って妊活を始めるんですけど、赤ちゃんがもしも生まれて来たくないって言ったら諦めて次の子に託そうって思いながら奥さんが妊娠してる中で段々段々どんどん愛情が赤ちゃんに行くじゃないですか」

原  「ええ、ええ」

飯窪 「で、赤ちゃんが実際生まれて来たくないっていう選択をした時に、でももう愛があるし」

原  「あー面白いそれは」

飯窪 「最初はこの子のためにNOと言われたら諦めるつもりだったけどもう愛があるからどうしても生みたいっていうような葛藤が描かれていて」

原  「葛藤で。で、赤ちゃん側としては生まれたくないっていうのもあるという」

飯窪 「でもその赤ちゃんにも自分が生まれて来ることを選んだっていう記憶はなくてその証明書しかないので、だからその証明書を自分の子どもに渡さずに隠しておくこともできるんですよ」

でか美 「なるほど」

飯窪 「なのでもしNOを選んでいたとしても「あなたは自分の意思で生まれて来たいって言ったのよ」って嘘をつくこともできるというか」

原  「でもねえその嘘をつき続ける親もつらいですよね」

飯窪 「そうなんですよね」

原  「お子さんにとっては「あなた生まれたい」と思って来たよと言い続けても実は、とか。これ李琴峰さんっていう本当芥川賞作家のね作品で結構話題になりましたけど」

飯窪 「だから凄いところに目を付けるお話だなと思って文章的にも凄い読みやすいので私は一晩でパーッてもう夢中で読んでしまったんですけども」

でか美 「一晩って言ったら朝7時半ぐらいまではたぶん」

飯窪&スタッフ 「(笑)」

でか美 「読んでると思うんですけど」

原  「いつ寝ておられるんでしょうこの方はっていう」

飯窪 「(笑)」

でか美 「でも凄い面白そうですね」

原  「『生を祝う』っていうこれなんかタイトルだけは凄くポジティブなお話に聞こえるけど結構深みが」

でか美 「結構シリアスな展開がありそうな」

飯窪 「そうなんですよね。決して楽しいってお話じゃないけど読んでいてちょっと心を打たれるようなお話なのでお勧めです」

原  「ありがとうございます」

飯窪 「はい」

原  「これからもね面白い漫画、作品などありましたら是非」

飯窪 「はい」

原  「でか美ちゃんにはダイレクトに教えて頂いて」

飯窪 「そうですね」

原  「はい」

でか美 「プレゼンしに来てほしいですね」

原  「是非プレゼンしに来てください本当に。色々インプットさせて頂きました。本日のゲスト、タレント・女優の飯窪春菜さんでした。ありがございました」

飯窪 「ありがございました」

でか美 「ありがございました」

はるなんの口癖は「そうなんです」。好きなことを喋る時は早口で大声になるヲタク特有の感じが出てて面白かった。でも寝不足は体に悪いからほどほどにね(^_^)

 

おわり

 

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久しぶりの開催ですね。行かれる方楽しんできてください<(_ _)>