人生が変わる人事の話(BSジャパン 26日)

出演: 保田圭さん
「会社で言うと中間管理職のような感じでやっていたので」。
一期は教えてくれる先輩がいなかった。
「現場にすごい怖いマネージャーさんがいまして。当時歌番組に出ると必ずトークも一緒についてくるじゃないですか。『何か爪痕を残して来い』っていう風に常々言われていまして」
「毎回歌番組が終わると2時間ぐらいトークのダメ出しがありまして。マネージャーさんはまずどこが悪いか言ってくれないんですね。『端から順番に今日のトークどうだったか言ってみろ』って。当時私17歳ですから自分のトークがどうだったのかなんて全く分からない。自分がこの後なんて言ったらいいかも分かんなくなって。今になって思うとすぐにマネージャーさんが感想を言ってしまうのではなくって自分達に考えさせるっていうトークに対して向上していくのかなって思いますね」


つんく♂さんは本当にモーニング娘。全部を細かくプロデュースされていて、髪型一つにしてもプロデュースするんですよ。前髪を上げたほうがいいとかショートのほうがいいとか。勝手に髪の毛を染めてもいけないですし、メイクの雰囲気を変えるのもダメなんですよ。ちょっと雰囲気を変えると顔が分からなくなってしまうので。名前を覚えて頂くっていうために雰囲気を変えないっていうのと、つんく♂さんが一番すごいなって思うのはグループ内でみんなを競わせたっていうことかなと思いますね。グループって普通はセンターだったらセンター、コーラスに周る人だったらコーラスとかある程度たち位置が決まってると思うんですけど、つんく♂さんの場合は出来高制というかその日のレコーディングでこの子の歌が良かったって思ったら多く使ってくれるんですよ。で、できあがりを聴いてこれしかもらえなかったんだっていう。毎日がテストというか」


中澤裕子ちゃんがずっとリーダーだったんですけど卒業しちゃうんですよね。今度飯田圭織ちゃんがリーダーになるんですけれども、私がサブリーダーっていう位置になりまして。最初は私も結構後輩に厳しく叱ってたんですね。飯田さんも結構厳しく後輩達を指導してくれていたので、私は怒るのをやめました」
「その前まではモーニング娘。ってライバル心が強くてプライベートな話とかをあんまりしないようなスタイルでやってたんですね。なのでメンバーを誘ってご飯に行くようになったりとか、その子を好きになることを結構大事にしてました」


ここで石川梨華さんからのコメント。「やっぱりみんなライバル同士だから現場では楽屋とかではプライベートな話はしないけどもコンサートで色んな所行くと『ちょっと後で私の部屋おいでよ』って言って。よっすぃ〜と『ヤバイね圭ちゃんに呼び出された』。やっぱ緊張するわけですよ。部屋開けたら髪ビッショビショでバスローブ着て(ソファーに寄りかかって)『最近どう?』って言われて。最近どう?って言われてもみたいな(苦笑)。でもそれぐらいやっぱ圭ちゃんは歩み寄ってくれてて」


メンバー間のコミュニケーションを取るようにしたのが圭ちゃん。
「やっぱり大事なことなのかなって。最近はよく会社とかで上司と飲みに行くのヤダって。ノミュニケーションなんてっていう言う人たちが多いって聞くんですけれども、やっぱり人と人なので距離をある程度縮めるっていうのはやっぱり聞き入れてもらうには信頼してもらうのが一番早いかなって」


女性会社員からの”女性の先輩上司と良い関係を築くには?”という質問に、
「やっぱり女同士なので私がよくするのはですね、自分の弱みを見せるっていうことで相談事をするんですかね。やっぱり弱みって信頼してる人にしか見せられないじゃないですか本来。それを見せることで信頼してますよっていうことになりますし可愛がってもらえるんじゃないかなって」