評価するなら今のうちに

http://www.hananoe.jp/culture/bouken/bouken019.html
『花の絵』という音楽・映画・文化評論サイトでモーニング娘。について触れられてる。モーニング娘。が音楽性を正面から評価されることは滅多にないのでじっくり読ませて頂きました。


ブームは終わったとひとたび認識されてしまうと復活するのは難しい。それもマスコミの操作が加わると尚更。人気が下がるのと実力が下がるのは一緒じゃないんだけど普通の人はそこまで深く考えないですからね。なんちゃって恋愛のPVを見た後

「自分はこのグループが迎えていた大事な局面ーー真のピークとも呼ぶべき時期を見逃していたのではないかという遣る瀬ない喪失感に襲われた。」

と感じる人がまだいることを嬉しく思います。


「タイトルで損をしている曲が多い」は私も同感。付け足すなら衣装とPVのセットも。
つんく♂さんの詞が「コンサートで歌われると刺さるような鋭さと重みを帯びることがある。」も同感。
愛ちゃんのパフォーマンスを「歌詞も振付もしっかり咀嚼した上で表現している。一見優等生タイプに見えるが、案外ちゃんと理解できるまで動き出さない頑固なタイプなのかもしれない。」ってこの人洞察力凄いな。

高橋愛がリーダーに就任した2007年から現在まで、モーニング娘。に注意を払ってきた人が世間にどれくらいいただろう。彼女は今年の秋にモーニング娘。を卒業する。それを知っていながらこういうことを書いていても、一抹のむなしさがつきまとう。遅きに失するとはこのことである。

と締めて次回に続く。


CDは毎年2〜4枚をリリース、それらは必ず音楽チャートで10位以内に入り、年2回の全国ツアーを現実に行なってるのに評価が低すぎるのではないかという思いは常々持っています。海外公演も含めてお客さんも会場の広さも違う様々な場所でコンサートをやることによって鍛えられた実力は伊達じゃないありません。
モーニング娘。を歌手、パフォーマンス能力の視点で評論したこのコラムは結構貴重。良く評価してるから貴重だと思ったわけではなくてこういう風に見てもらうこと自体がほとんどないので。次回も絶対読みます。