プロ魂

 週プロモバイルより。

「自分はプロレスラーとしてどんなケガしても上がるというのがプライドでした。昼のハッスルでミルコ・クロコップの上段回し蹴りを食らって、気失っていびきかいたまま運ばれました。医者からは24時間から48時間は安静にするように言われましたけど出るつもりできました。でも、TAKAみちのくに言われて出る出ないで・・・ハッスルの上の方も来て、出ないでくれと言われまし・・・諦めました。すいませんでした」


 大晦日のハッスル興行にゲスト出演したミルコ・クロコップの右ハイキックを左側頭部に受けたキンターマンことプロレスラーの金村キンタロー。当然のことながら打ち合わせを入念に行ない、またミルコの得意な左ハイではなく右ハイにし、力を抑えて蹴ったにもかかわらず金村は演技でなく本当に失神していた。いくら台本があるとはいえミルコのハイキックを食らうなんて絶対恐いと思う。なのにガードを一切せずカメラ位置と相手の蹴りが見栄えする角度を計算して棒立ちになりキックを受けた。その結果失神。それでも夜の年越しプロレス興行に出ようとしたんだから金村は本物のプロレスラーだ。まさしくプロ中のプロ。