辻希美 「じっとなんかしてられない」

「試合では、顔は笑ってますけど、じつはのん、すごい緊張してるんです。」
ガッタスのGK練習ってホントすごくキツい。でも納得がいくし、楽しいんです。よくメンバーに『それだけ練習していて、なんで笑ってんの?』っていわれますけど(笑)」

試合会場で一番笑ってるのは辻ちゃんですね。入場して整列してる時に前後の選手とか隣りのチームの選手と会話してるのをよく見ます。ある意味ガッタスで最もフットサルを楽しんでるのが彼女なのかなと思います。


「5月の大会、決勝で4失点して、すごいいろいろ考えた。以前の私だったら正直、絶対練習に行ってないですよ(笑)。でも、みんながんばってるし、ここまで積み重ねてきて、ここで一人休んだら負けだから。」

フットサルによって試合の勝ち負け以外に人と人の繋がりとか、他人に助けられながら生きているんだとか、学んだり気づいたことがいっぱいあるようです。これまでガッタスの一員としてどれだけ大きな財産を得たのか計り知れません。


ガッタスでは素顔の私がいる。リボンが目立ってるからか、ムードメーカーっていわれるのは嬉しいですけどね。」

運動が好きと言う彼女にとってフットサルは、ライブと同じように存分に体を動かして自分を表現できる最も居心地が良い場所かもしれません。仲間がいて、勝利の先にあるメンバーと分かち合う幸せのことを考えれば練習のつらさも苦にならないのでしょうね。場の空気を一瞬で変える辻ちゃんの能力は間違いなくガッタスの勝利に貢献していると思います。