「チーム・ガッタス」の存在

62ページと63ページはガッタスの監督とコーチを取り上げて特集してる。
掲載されてるのは北澤豪監督、相根澄コーチ、レイナルドコーチ、藤井健太コーチ、古庄亨GKコーチ、斉藤涼子コーチの6人。彼ら「チーム・ガッタス」は北は北海道から南は沖縄まで約100回(毎回親子100組計200人参加)のサッカー教室を開いてボールを追う楽しさやサッカーの普及に努めてきたことが載っています。このサッカー教室で北澤さんが一番教えたいのは「ボールの力」で、初めて会った人同士でもボールが一個あれば打ち解けてコミュニケーションを促進させることができることを説いているそうです。

ガッタスが、型にはまらない自由な発想に基づくチームプレーを目指すのも、この「ボールの力」を実感してもらいたいからだ。ボールを通じ、コミュニケーションを深めることで熟成されていくプレースタイル。人と人が信頼しあうからこそ生まれるプレーは楽しいし、だからこそ観客を魅了する。そんなチーム作りの経験や絆は、今後の人生にも間違いなく活かせる。「ボールの力」。メンバーと子供たちへ「チーム・ガッタス」が伝えたい思いは一貫している。

(Sals5本文より)


このことはガッタスがフットサル教室を行なっているのでも分かりますね。女性向けフットサル教室を開いたこともあるし今やってる冒険王では子どもを対象にしたのも開きました。彼女達もこうしたクリニックは楽しんでやっていて、フットサルを始めるまで所属するユニットが違ってあまり接点がなかったメンバーともガッタスができたおかげで仲良くするようになったケースもあって、首脳陣から選手までこの「ボールの力」の重要性を皆よく理解していると思います。この本にはバックステージでじゃれあう彼女達の写真が多数あります。ライブやテレビ出演など緊張する場の経験が豊富なガッタスの面々にとっては口で言われなくてもリラックスのための「ボールの力」の効能は自然と身についてるものかもしれません。