ワールドプロレスリング

山本尚史vs崔リョウジ(ZERO-1 MAX)。
1・4東京ドーム大会以来の二人のシングルマッチ。キックとスープレックスとサブミッションを多用する二人のファイトスタイルは似ておりこの試合も激しい応酬になったが最後は崔が山本をフロントネックロックで捕らえ、コーナー付近に寝かせてトップロープからのダイビングフットスタンプを浴びせて3カウントを奪った。これで崔は対山本戦2連勝。収まらない山本はなおも崔に突っかかっていくが長州が入ってきて両者を分ける。しかし新日勢とZERO-1 MAX勢が乱闘になり収集がつかなくなってしまった。対抗戦らしい殺伐とした良い雰囲気は出てたが負けた時は潔く降りた方が格好良かったと思う。


永田裕志vs石井智宏リキプロ)。
永田の蹴りで石井は口の中を出血。しかし持ち前の打たれ強さと負けん気でどんなに蹴りを食らっても立ち上がり前に前に出て行く。このあたりはマサ斉藤を彷彿とさせる。途中エルボーとチョップで反撃してラリアットでダウンを奪うシーンも見られたが172cm、97kgのジュニアの体格の石井がヘビーの永田から終盤でダウンを奪うのは凄いこと。派手さはないが良いレスラーに成長した。WARの頃とは別人だ。最後はバックドロップホールドに沈んだ。
石井のデビュー戦は96年11月12日、釧路市厚生年金会館の対超電戦士バトレンジャーZ(=上野幸秀)戦。


蝶野正洋vs棚橋弘至
蝶野の首は相当悪そう。どんなに攻めてても首に一発やられると途端に動きが鈍ってしまう。中盤からシャイニングケンカキックを連発しててちょっとあせってた感じがした。棚橋はすべてカウント2で凌いだ後お互いロープに飛んでからのスリングブレードで蝶野から初勝利を獲得した。


この日の放送はインタビューや告知は少なめで3試合をたっぷり放送してくれたから中身が濃く感じた。これからもこうしてほしい。
あと、1ヶ月ぐらい前から番組オープニングテーマ曲が『ザ・スコアー』に戻ったのも嬉しい。オールドファンなら懐かしく思うのでは。