奇跡のレッスン 新春スペシャル〜世界の最強コーチに学ぶ飛躍の法則〜(NHK-BS1 2日)

出演: 中澤裕子さん
為末大さんの「仲良くなるのは大事だけど試合の時はちょっとバチバチ感があるっていう緊張感が全体を引き上げてくれるんじゃないかなっていう」との意見に、
「それすごくモーニング娘。の中でもあります。暴露話じゃないんですよ(笑)、じゃないんですけどやっぱり仲良し同士の友達じゃないから個性は伸ばして出る杭は伸ばしていいんです。例えば私がいた時だと後藤真希ちゃんだったと思うんですけど、後藤真希が入って来たときたぶん世の中のその世代の方は驚かれた方いっぱいいらっしゃると思うんですけど、いきなりあの子がポーンって入って来たときにやっぱり私達ザワって。やばい一人目立つ子が入って来た。私埋もれちゃう。埋もれたくない。伸びたい。でもモーニング娘。としてももっと活躍ししたいっていうのでもの凄く彼女が起爆剤になったんですけど、マネージャーがその時に「新しく入って来た子を馴染ませるな」って言ったんですね。絶対にその子の個性を潰すなって。仲良くする必要はないって。だからそのお言葉を聞いて思い出しました」


山口智充 「中澤さんからご自身の気持ちでアドバイスされたことっていうのは?」
中澤 「最初は5人でスタートしてるグループなんですけどもうド素人なんで私が何か言える環境じゃないんです。ただ一番年上だからリーダーやりなさいって。ええ!?です。何もわからない私がそれをやっていくっていうのはプレッシャーでしかなかったんですよね。私ができてないのに偉そうには言えないんですよね。「裕ちゃんできてないのになんで言われなきゃいけないの」ってやっぱり10代の子若い子達って尖ってるところもたくさんあるから、そこは言わない代わりに一生懸命頑張ってそれをみんながどう見てくれるかっていう状況でいつも私は活動してました」
山口 「背中を見せるっていうか」
中澤 「それでリーダーにしてくれたのって結局仲間なんですよね。だから今頭上がんないです」


西本智実さんが自分では気づいてない自身の魅力を先生にさかんに褒められて自信がついたと語ると、
中澤 「私もありましたね。マネージャーさんそういう立場で、私も何もないと思ってたんですけど「あるじゃないか!お前は一番年上だ!」って。ホンマや!と思って」
山口 「人よりそれだけ経験値が多い」
中澤 「お前なんで自分の年齢をマイナスポイントだと思ってるんだって、誰にもない武器持ってるじゃないかって。「それを使え」からねえさんって来たんです。なので教えてくれる人がいるって嬉しいですよね」


中澤さんは感情をコントロールするのが苦手。
中澤 「私全然できません」
山口 「ご自身の感情は」
中澤 「ステージに立つときの緊張感も今育児中なので育児中に自分が上手くできない感情をやっぱりどうしても(子どもに)当たってしまうときもあったりとか、もう本当に日常生活の中でコントロールできなくてもう野放しです私、自分が。もうどうしたらいいんだろう」
山口 「それの行先はどうなるんですか?」
中澤 「泣くんです。溜めてるんですね自分の中できっと、できない自分を。でもステージは出てしまえばもうやるしかないし、それがいいエネルギーになるときもあるんですけど、日常生活の場合は溜めちゃうんでどっかでバーンっと。で、それの迷惑を被るのが主人なんですけど(笑)」


「OGの立場からしてすごくいいパフォーマンスをライブで後輩が見せてくれたっていう時にピンポイントで連絡がつく子には必ず”今日めっちゃ良かった”って。”最高だった”ってそういう時は”めちゃくちゃとにかく凄かった”って。でもダメだった時は一切私は言わない。それは自分達で気づくでしょう、気づかないといけないでしょうっていうところで、だから褒めるところに関しては全く嘘は全く絶対つかない。だから子どもにもそう」。