プロレスリング・ノア中継

今日は長いので隠します。


秋山準金丸義信vs田上明、リッキー・マルビン。
コレといってテーマがないカードで、試合も普通に激しい展開のため実況アナは解説の高山善廣とばっかり話してた。その会話の中で気になったのは高山が病気から復帰して気になってることを聞かれて「足の運び」と答えたところ。受身が恐いとか打撃が恐いとかなら分かるけど「足の運び」って答えたのはロープワークがあるプロレスというスポーツの特殊性を細かに表現したレスラーならではの言葉だなと思った。


次の試合はエル・アンヘル(AAA)、エル・オリエンタル(AAA)、石森太二vsアビスモ・ネグロ(LLL)、チャーリー・マンソン(LLL)、シコシス(LLL)の6人タッグ。「○分経過」のアナウンスはスペイン語だった。
みんなコスチュームがルチャっぽい華やかさがあってすごく良かった。一時だけだけど本場のルチャの雰囲気が味わえた。去年の週刊ゴングの選手名鑑見てもアンヘルとオリエンタルが載ってない。明後日発売の最新号だったら載ってるかも。
アビスモ・ネグロはLLL軍のリーダー格。180cm、96kgの体格はルチャドールとしては大型。
チャーリー・マンソンはUWA世界ライト・ヘビーを獲得したこともある実力者。実兄はエレクトロ・ショック。兄貴がマスクマンで弟がペイントレスラーだから本当に兄弟か顔見ても分からない。
シコシスは実は2代目。初代は96年10月にAAAからプロモ・アステカに引き抜かれた。


シコシスのボディスラムは左から投げるやり方。ボディスラム一つとっても日本とは微妙に違って見てて楽しい。アルカンヘルはアイリッシュホイップと619は共に失敗。リングコンディションに慣れれば良くなると思う。アビスモはジャーマン3連発→後方回転エビ固め→外道クラッチの流れを見せた。またスモールパッケージホールドは日本流より一つ手順が省略されたもので足のフックが速かった。自分の足を滑り込ませるときの角度が素晴らしくてしっかり相手の膝裏に巻きついてた。オリエンタルのコーナー最上段からのケブラーダはびっくりした。最後はアビスモのダブルアーム式パイルドライバー。あんな危険な技初めて見た。


最後はビッグマウスラウド興行の柴田勝頼飯伏幸太vs森嶋猛丸藤正道。ノア組はヘビーとジュニアの遺恨はひとまず置いといて団体の威信をかけて勝負に専念した。
試合は柴田と丸藤が激しくやり合ってる間に森嶋がバックドロップで飯伏を沈めた。柴田vs森嶋、柴田vs丸藤が見たくなった。レフェリーは懐かしのユセフ・トルコ!よくこんな半分リビング・レジェンドと化してる人引っ張ってきたもんだ。


AAAとは「アセソリア・アシステンシア・イ・アドミニスト・ラシオンリ」の略で団体名。通常は「トリプレアー」と言う。LLLはその中のシベルネティコが結成したルード軍の名前。