後攻

ワールドカップ関係のブログを周ってたら「ブログで総括みたいなこと書いてる人いるけど終わってからなら何とでも書ける。そんなの始まる前に書いてみろ。」って内容のことを書いてる人がちらほらいるがそれを私ははっきり拒絶する。予言者でもないのにやってもいない試合について果たして書くことが出来るだろうか。戦前あのチームの状態はこうとか、あの選手はこういう特徴を持っているとかそれぐらいは取材したり調べれば書くことは出来るだろう。しかしスポーツは何が起きるか分からない。スポーツの試合で戦前の予想を覆す結果が出るのは珍しくない。終わってからじゃないと分からないことはたくさんあるはずだ。「初戦のオーストラリア戦で日本は先制するが残り8分で3点取られて逆転負け、クロアチア戦は0対0のドロー、ブラジル戦はまたしても日本が先制するがその後ブラジルに4点取られて負けるだろう」とでも書けというのか。


不利と思われていたチームが勝つ、あるいは有利と思われていたチームが負ける、こういう予測できない結果が出るからスポーツは多くの人を引きつけると思うしそれをそのままサッカーに当てはめる作業を私は苦にしない。もし全て予想通りの結果しか出ないとしたらサッカーがここまで世界規模の大会になっただろうか。


見たもの感じたものを頭の中で整理してそれに自分なりの感想を加えるのはとても楽しい。やり方は自由だ。人と意見を交換するのも見識を深めることができるから好きだ。選手が自由な発想でプレーしてそのスポーツを楽しんで、見るものはそれを自由な発想で楽しむ、それで良いじゃないか。