スポットライトガールズ(是永美記)

06.04.03
フットサルの“助っ人”から
ハロプロの一員としてステージへ

――ハロー!プロジェクトでの活動はいかがですか?
是永:まだ衣装を着て人前に出る抵抗はあるんですけど、ステージに立つことは慣れましたね。観客席を見渡すくらいの余裕もできました。今、エッグ(ハロプロエッグ)というグループに所属しているんですが、「早くエッグを卒業して一人前になりたい」って今思っているんです。その為にはもっと個性を出して、目立っていかないとダメだと思いながら活動しています。

多くのステージを経験して若干余裕が出てきたようです。早くエッグを卒業したいのは分かります。他の子は小・中・高校生ばかりですからね。前に前に出ようとする是永さん、なかなか魅力的じゃないですか?


――フットサルだけじゃなく、芸能面でも積極的になりましたね。
是永:BSフジで放送されているフットサル番組『キックイン!ガロッタス』の中で、「今日の是永」というコーナーをもらったときから意識が変わりましたね。普通にこなすだけじゃダメなんだって思いながらやってます。

この番組が彼女に与えた影響は大きかったみたいです。コーナーを持ったことでタレントとしての意識が芽生えたのでしょう。


――モノ真似とかやってましたね(笑)。
是永:やらされました(笑)。石川(梨華)さんの真似をするという指示を受けて……もう絶対できないですね(笑)。そういうのも始めはイヤだなって思ってたんですが、やった後、みんなが笑ってくれたりすると、「ああ楽しいな」ってだんだん充実感を感じるようになりましたね。

ものまねなんて普通のタレントだって嫌がるのに昨日まで一般人だった彼女にそれをやらせるなんて面白い可哀想です。でも今は本人も楽しんでるみたいです。


――スフィアリーグでも、是非何かパフォーマンスしてください。
是永:あの場所ではできないですね。目立とうとも思わない。トップアイドルがまわりにいるのに、そんなこと絶対にできないですよ。

助っ人という自分の立場を良くわきまえてると思う半面、メンバーと一緒にパフォーマンスして騒げるようになった時本当の意味でガッタスの一員になったと言えるのでは、とも思う。本人が今のままでいいと考え、チームメイトもそれでいいと考えてるならそれで全く構わないですけどね。


――3rdステージが目前です。スフィアリーグの目標を聞かせてください。
是永:まずはすかいらーくグループシリーズの6回の中で、絶対にチームメイトの名前を呼べるようになりたい(笑)。チームとしては総合優勝を狙っています。そして、できれば今度はPK戦じゃなく、試合の中できっちり勝って優勝したい。2ndステージは2回もPK戦勝ちがあったから。あと、年間個人タイトルもガッタスのメンバーで独占したいと思っています。個人的には得点王はこのまま手放したくないですね。もちろん、ガッタスのメンバーが取れるなら喜んでアシストしますよ(笑)。でも、他のチームには絶対に渡したくないです。

この段落好きだな。PK戦は見てるほうも大変だし、選手自身も試合の中で勝ちたいと考えているのでしょう。私はPK戦は運とか気持ちの問題が大きな要素を占めていると思ってるので、技術や体力を問われる本戦で勝った方が瞬間的な興奮の度合いは同じでも「あのチームに勝った!」という気持ちは持続して強く持つことができるので、できれば試合の中で決着をつけてほしいです。
個人タイトルは今のところ是永さんが得点王争いのトップを走っててライバルのカレッツァ小島くるみさんを大きく引き離してます。TEAM dream宇津木めぐみさんが猛追しそうな勢いだからなんとかこのまま逃げ切ってもらいたい。
他のタイトルは同じガッタスの誰かに獲られるならまだしょうがないと思えても他のチームに持っていかれたら悔しいということなのでしょう。最後の「他のチームには絶対に渡したくないです。」の部分に是永さんの率直な気持ちが表れてて読み応えのある段落になってます。


――芸能の面では?
是永:スポフェスの後のコンサートはスタンドから見てたんで、いつか下で一緒に歌えたら嬉しいなとは思っています。あと、ガッタスやフットサル関連以外のお仕事もやってみたい。

おっ、芸能活動に色気が出てきました。このチャレンジ精神や良し。


――将来的な夢は?
是永:モーニング娘。さんが今夏に『リボンの騎士』というミュージカルをやるんですけど、私も将来的にはミュージカルをやってみたいと思っています。このあいだの「ガロッタス」で「歌手とバラエティなら?」と聞かれて思わず「バラエティ」って言っちゃったんです(笑)。でも本当は歌をやってみたいし、いろんなことやってみたいですね。

あの是永さんがフリップにボケ解答書いたり若手芸人に混じってひな壇から一斉に「ちょっと待ってくださいよ〜」とか「早い早い!」とか言いながら司会者に詰め寄ったり・・・、想像しただけで面白すぎる。でも歌もやってみたいとか。ガッタスでCDデビューできないですかね。『Go Girl〜恋のヴィクトリー〜』はモーニング娘。の曲なのでそれとは別にガッタス独自の応援歌を自分達で歌う、みたいな感じで。


――是永さんはデビュー当時、背番号23番でしたが、もう7番が定着しましたね。
是永:だいぶ馴染んできました。23番にはあった“助っ人”感がなくなったから、すごいチームの一員になれた気がしてます。一桁の番号をもらったからには、その期待に応えるだけの頑張りを見せようという目標も持ってますし、今まで以上に陰から表からガッタスを支えていこうという意識が強くなってますね。

数字が若くなることによる心境の変化は選手ならではの感覚ですね。的確なパスを送ることもできるし自分でも強烈なシュートを撃てる是永さんの存在は本当に大きいものがあります。


――今、「ガッタスのみなさん!」って呼びかけられたら?
是永:今は自信を持って振り向けますよ(笑)。

ここ読んだ時嬉しかった(^_^)。


明日は後編。