新生モーニング娘。

メンバーが加入、卒業するたびにマスコミは「新生モーニング娘。」という言い方をしますが、どうも昔からその表記に「?」と思ってます。確かにメンバーが変わるのだから間違ってはいないけど自分の中ではモーニング娘。は過去・現在・未来の時間軸でしっかりと繋がってるものだからいつの時代でもモーニング娘。モーニング娘。で一つのグループなんです。だから誰かが入ったりいなくなったりしたことで「しくまれ変わった」(=新生)とはあまり感じないんです。なんで自分はそういう考え方するのかなって思うけど昔からプロレスが好きだからその影響かもしれません。プロレスは日によってタッグを組んだり敵味方に分かれて闘ったりするのが日常茶飯事だし、団体の離合集散もしょっちゅうあるので自然と「昨日の敵は今日の友」「昨日の友は今日の敵」という考え方が染み付いていて、メンバーの加入・卒業にある意味不感症になってるのかもしれないです。去るものは追わず、来るものは拒まずというか。


メンバーの加入・卒業によってメンツが変わってそう言われるよりむしろメンバー個々の変化を感じたときの方が「新生」という言葉を使いたくなります。歌唱力が上がった、ダンスが上手くなった、トークが上手くなった、リアクションが上手くなった、表現力が増した、綺麗になった、可愛くなった、太った・やせたetc・・・。メンバーの卒業で「新生」を使いたくなったのは、中澤裕子さんが卒業した直後ぐらいです。中澤さんの卒業は初めてのリーダーの卒業だったし、時には後輩を厳しく叱ってグループを引き締めたりする単なるリーダーというだけではなく精神的支柱としての役割も大きかったと思うので例外的に"新生"モーニング娘。というのを感じました。決して飯田圭織さん、矢口真里さんが頼りなかったと言ってるわけじゃないですよ。中澤さんは初のリーダー卒業者だったし後を継いだ飯田さんは8歳も若かったから指導力の点で苦労するかもしれないなと思っただけです。矢口さんは在任期間が短すぎて評価が難しいです。


自分的には「新生」を使うにはべつに顔ぶれは変わらなくてもいいんですよ。意識が良い方向に変化してそれが外面に出てるのを感じたときそう思うだけで。そういう意味では最近のモーニング娘。はまぎれもなく"新生"モーニング娘。だと思います。