選挙

小泉首相って戦国時代の有力武将のやり方に似ていると思う。つまり、事前に徹底的に準備をしてから相手の選択肢を少しずつ削っていき、自分の得意なフィールドに引きずり出して戦って相手に回復不能なほどのダメージを一撃で加えて敵を倒すというものだ。織田信長豊臣秀吉徳川家康はみんなこのやりかたで天下を取っている。信長は対武田家の長篠の戦い、秀吉は対明智光秀山崎の戦いと対柴田勝家の賎ヶ岳の戦い、家康は対豊臣家の関が原の戦いと大坂冬の陣・夏の陣が好例。


これが小泉首相だと、あらかじめ根回しをして反対派への刺客をいつでも出れるように用意しておき、重要課題が郵政民営化問題であると喧伝しまくって否決なら解散総選挙という道筋を造っておき、実際に選挙になったら矢継ぎ早に刺客を送り込んで選挙戦を優位に戦って勝って反対派を一掃するという感じだろう。
反対派の人達が甘すぎるとも言えるが小泉首相がキレ者という印象の方が私は強いです。やろうと考えても色んなしがらみがあって普通はなかなかできないでしょうからね。実際自民党本部と都道府県連でねじれ現象が発生しているところもありますし。でも、安部譲二さんもおっしゃっていたが政治にきれいも汚いもないと思っているのでこういうのは全然問題がないと思います。なにしろ政治家は選挙に落ちればただの人ですからね。勝機とみて一気に攻勢に出た小泉さんはさすがだなという感じがします。