プロレス 悪夢の10年を問う (別冊宝島 1523 ノンフィクション)
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/04/19
- メディア: 単行本
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・ギブUPまで待てない!!の制作スタッフインタビューは興味深い話が色々。発案者は猪木だった。
・新日とノアの財務データを比較する企画もあり。
・ターザン山本(62)は交際中の女性(34)と共にインタビュー。
・ユセフ・トルコはブッチャーの新日移籍について暴露。
一番見たかったのは阿修羅・原のインタビュー。
現在故郷の長崎県諫早市で脳梗塞の父(88歳)の介護をしながら二人で生活しているとのこと。母親は晩年認知症になり3年前に他界。生活費は父に支給される月約10万円の年金で、原爆手帳があるため医療費はかからない。
長崎に戻ったのは50歳のとき。地元の中学や高校でラグビーを教えていた時期もある。
生きがいは小学4年生の女の子の孫。
国際時代のギャラは月50万円で全日でも同じ(※龍源砲時代)だった。近鉄でラグビーやってた頃は手取り20万円いかなかった。近鉄を辞めた理由はラグビー日本代表で遠征してるときの給料を支払ってくれなかったから。
全日本を解雇された理由はお金。
SWSで復帰するまで北海道で知人がやってる寿司屋の2階に身を隠して皿洗いとかちゃんこ作りを手伝っていたが、その寿司屋の隣りのコンビニに出入りしてるという情報を聞きつけた元週刊ゴング編集長の小佐野景浩氏に居所がバレた。
WARで引退するときは体がガタガタだった。
現役復帰については「腹にまわしがついている」状況だそうで難しいみたい。
「源ちゃんがやっているすし屋さんってまだ行ったことないんだよね。一度、行ってみたいなあ。」
阿修羅・原は私にとってハロプロで言えばりんねさん的存在。今どうしてるかものすごく気になってたので近況を知れて良かった。現在61歳でもうすぐ年金をもらえるそうだ。近鉄と全日は分かるとして国際プロもその辺のとこきちんとしてたことにへえーって思った。吉原社長はしっかりした人だったらしいから当然か。
現役復帰はさすがに無理だと思う。全盛期にはスタン・ハンセンにサンドイッチラリアットを食らわせて”ハンセン30秒失神事件”を引き起こすほどの勢いがあった。日本のプロレス史に燦然と輝く”龍原砲”に敬意を表したい。ヒットマンよ永遠なれ。願わくば天龍&阿修羅の2ショットをもう一度。
天龍源一郎のお寿司屋さん 『鮨処 しま田』⇒http://www.sushi-shimada.com/