続・スポンサー

昨日の続きをもうちょっと。ガッタスにはすかいらーくJALのロゴが入ってるのにリトルガッタスには入ってません。この違いの理由はどこにあるのだろうか。ガッタスリトルガッタスではタレントとしての実績、知名度とフットサルの実績の両面で大きな差があるのが現在です。ただタレントとしての方はBerryz工房は歌番組に出たりバレーボール中継のサポーターに就任したりとなかなか頑張ってると思います。一方フットサルはようやくスポーツフェスティバルでFANTASISTAと1試合しただけで実績と呼べるものは何もありません。


すかいらーくJALのロゴがリトルガッタスのユニフォームにつくタイミングに私は注目してます。それはキッズの構成グループのBerryz工房℃-uteがヒット曲を出したあとなのかそれともリトルガッタスが試合で良い結果を出したあとなのかによって広告主がタレント部分に魅力を感じたのか、スフィアリーグ全般を含めてタレントがフットサルをやっているというそのフットサルにやや比重を置いて魅力を感じたのかがある程度わかるからです。フットサルで活躍してスポンサーがつく傾向が見られれば、スフィアリーグを始める前にいたファンの数をスフィアリーグを始めてからの数が追い越してるようなチーム、つまり一般芸能界での知名度と人気は低いけどスフィアリーグ界隈ではかなりの有名タレントというような人を多く抱えてるチームにとっては追い風となるでしょう。そこからスポンサーの公式サイトに出たり広告に出演したりして顔と名前を売る機会が増えます。そのことはスフィアリーグが例えば東京以外の都市でも大会を開催できるような大きなものに発展していくことにも繋がっていくと思います。


リトルガッタスが難しいのはスフィアリーグにはベンチ入り12人枠があってどんなに頑張っても公式戦に全員出れない点です。今やってる冒険王リーグはMIX GATASという形で出場しておそらく恋するフットサルなんかでも流れると思いますがそれ以外はメディアに出ることは現状では期待できないので広告効果が小さく企業が二の足を踏む要因になっていると思われます。彼女達と年齢の近いチームだけを集めてU-15の大会を開くなどすればフットサルにおいても彼女達は知られる存在になっていき新たな飛躍のチャンスが生まれるのではないでしょうか。彼女達のフットサルで勝ちたい純な気持ちとお金が絡む大人の事情の摩擦については機会があればいつか書こうと思ってます。


ちなみにですがスポンサーは多ければいいというものでもありません。ブリヂストンモータースポーツタイヤ開発室長の浜島裕英さんは自著の中で(P128頁)F1のチームスポンサーについて

 チームはスポンサーがつかないことにはやっていけません。理想は多くのスポンサーではなく、強力なスポンサーがしっかりと長くつくことです。したがって強いチームのスポンサーほどロゴが少ない。数年前にフェラーリのユニフォームからアスプレイという宝飾メーカーのロゴが消えました。「いっぱいありすぎて格好悪いし、その分ほかのスポンサーが出してくれるということで減らした」とのこと。余裕の発言です。しかも、フェラーリにはスポンサーになりたい会社が順番待ちしている。
 逆に弱いチームは、資金をかき集めているので、小さいものをベタベタと貼っている。ロゴでチームの経済力がわかります。

と書いています。F1のタイヤは98年にグッドイヤーが撤退して01年にミシュランが参戦するまでの99年と00年の2年間ブリヂストンワンメイク、つまり1社供給時代があって浜島氏は全チームと付き合いがあってよく見てるのでこの文章には説得力があります。もちろんF1の世界とスフィアリーグでは天と地ほどの違いがあるので比べられませんが参考までに紹介を。



こんなに変化したユニフォーム。これで右腕にANAのロゴがついたら面白い。ガッタスはどこ飛んで行くんだよって。(笑)


世界最速のF1タイヤ―ブリヂストン・エンジニアの闘い (新潮新書)

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