予選で見えたもの

予選2日間全12試合の得点は20点で、1試合当たり1.66点。2点以上の差がついたのはASAI×TEAM dreamだけでそれ以外はドローか1点差ゲームだった。昔は実力差があると2点差3点差ついたり両チーム合わせて4点以上入ったりすることも珍しくなかったがこの大会では殆ど見られなかった。守備のレベルが上がってきて1点の重みが増したことを表してる。ラッキーパンチやオウンゴールなどどんな形でも1点入ると即致命傷になりかねないぐらいチーム間の力の差がなくなってきてるようだ。


4強のTEAM dreamガッタスカレッツァミスマガジンのうち決勝に進めたのはガッタスだけ。そのガッタスもやや格下のchakuchaku J.bとデビュー戦のTeam Goodと同じ組で組み合わせに助けられた感はある。chakuchaku J.bとは引き分け、Team Goodには一時先行されてもう少しでガッタスも予選落ちするところだった。
また、いわゆる傭兵選手の不振も目につく。もはや傭兵選手を軸にして攻め込む戦法は古くなったのかもしれない。スフィアリーグ全体のレベルが上がってチーム全体を組織的に動かさないと点が取れないようになってきた。昔から誰が出てきてもリズムが変わらない全員フットサルを実行してきたガッタスが決勝に出れたのはそれを象徴しているように思う。


TEAM dreamの予選落ちは6日のカレッツァ予選落ちに続くサプライズ。誰がこんな結末を予想しただろうか。戦前TEAM dreamを倒したいと言って実現したASAI RED ROSE山口百恵選手の底力は凄まじい。昨日7日はdream2期生デビュー4周年の記念の日だった。勝たせてあげたかった。


GROUP Dはミスマガジンが予選落ち。”死の組”とは言ってもセゾンカップで優勝するなど調子は決して悪くなく2位以内には入るだろうと思っていたがまさかの結果になった。もうスフィアリーグは戦国時代になったと言って過言じゃない。勝つにしても紙一重のスリリングな戦いが見られるリーグになったと言えよう。


決勝でガッタスザナドゥと当たる。ザナドゥは芳しい結果こそ出てないが1日目積極的に攻め込むシーンが見られた。個人の能力も高い。ガッタスにとっては死力を尽くして向かわないと1回戦敗退も大いにありうる敵だ。7人で栄冠を掴むミラクガッタスを見せてくれ!