一面にガッタスが

昨日の朝日新聞夕刊の一面に、女性のフットサル競技人口が増えててその理由にガッタスが関係してるって記事が掲載されててびっくりしました。まさか全国紙の一面に女子フットサルのことが載るとは夢にも思わなかった。以下全文書き起こし。なお一般の方の名前は伏せました。




縦タイトル;女心にフットサル 手軽だし、アイドルもやってるし・・・
横キャプション;愛好者じわじわ増加


サッカーの縮小版と言われるフットサルが女性の間で急速に広がっている。おしゃれな手軽さが受けているところに、女性アイドルのチーム同士が戦うリーグが始まり、新たな愛好者を掘り起こしている。ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の開幕を直前に控え、ボールを追う女性も熱を帯びる。


 オレンジのユニフォームが現れると、平日の午後にもかかわらず3千人を集めた東京・代々木競技場は大歓声に包まれた。選手の名前を連呼する様は、サッカー日本代表の試合前のようだ。
 コートに散ったのは人気アイドルグループ「モーニング娘。」(モー娘(むす)。)を中心としたチーム「ガッタス・ブリリャンチスH.P.」(ガッタス)のメンバー。吉澤ひとみ石川梨華藤本美貴らアイドルが熱戦を繰り広げる。女性ファンの姿も少なくない。


タレント150人


 昨年12月から始まった「スフィアリーグ」の一戦だ。約150人のタレントが12チームに分かれて、年6回の大会の累計ポイントで年間優勝を争う。すでに4大会が開かれ、最初のシーズンは佳境を迎えている。
 フットサルは、テニスコート大のコートを使う手軽さなどから、ここ10年で一気に広まった。
 全国に13施設、43面を持つミズノアルファサービスでは、昨年の施設利用者が観戦者を含めて73万人に達し、その15%が女性と見られている。同社が経営するミズノフットサルプラザでは、98年から女性対象の「クイーンカップ」を開催。参加チームは02年のW杯日韓大会後に微減したが、昨年は過去最多の延べ198チームに増えた。
 日本サッカー協会に個人登録しているフットサルの愛好者は12万472人(昨年度)で、前年度比18・6%増。競技人口はその5倍とも言われ、全国大会の創設などで女性愛好者は着実に増えてきているとみられる。
 そこにアイドルを巻き込んだ仕掛け人は、日本サッカー協会平田竹男専務理事。W杯日韓大会後、「競技人口を単純に増やすのとは別の次元でフットサル文化を浸透させたい」と、「モー娘。」の所属事務所にチーム結成を持ちかけた。話はトントン拍子に進み、03年9月に「モー娘。」などがフットサル挑戦を宣言。複数のチームが追随してリーグを結成した。
 週2回の練習時間を確保するなど、「モー娘。」の事務所も本腰を入れる。リーグ関連のテレビ番組が放映され、新しい芸能バラエティーとしても注目される。芸能人フットサルに詳しい作家のOka-Changさんは「コンサートやテレビでは見られない、試合に感情をぶつける姿が人気の秘密」と分析する。


効果てきめん


 予想外だったのは、女性への普及効果だ。
 東京都内のリラクゼーションサロンに勤める××××さん(22)は、今年から週1回、フットサルクリニックに通っている。2年前にガッタスの試合を見たのがきっかけで、フットサルを始めた。「いずれ女性だけのチームを作りたい」と言う。
 東京都三鷹市の大学生、××××さん(23)はサッカーファンで、友人からフットサルに誘われていた。当初は女性がプレーすることに気後れしていたが、ガッタスを知り、「抵抗感がなくなった」。
 女子フットサル熱の高まりを受けて、フットサルポイントSARU相模原(神奈川県相模原市)は昨年8月から「プリティウーマンズカップ」をスタートさせ、今年からは月1回に開催日を増やした。川崎フロンターレなどJリーグのチームも、相次いで女性向けのフットサル教室を開催するようになった。
 日本協会の平田専務理事は「全国を勝ち抜いた少女チームがガッタスに挑戦するなんてのもいい」と次の展開を思い描いている。