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＊BOOKSTAND. TV（BS12　2月26日）

#320【成長と変化・アイドル和田彩花の今】BOOKSTAND.TV｜BS12 - YouTube

司会：水道橋博士さん、原カントくんさん

ナレーター：工藤遥さん

後編

工藤　「このあとは世界が絶賛、生命の意味を巡る21世紀の世界文学について語ります」

原　「お勧めの一冊をご紹介頂けるということで今日お持ち頂きました。和田さん簡単にご紹介頂いてもよろしいでしょうか？」

和田　「これは川上未映子さんの『夏物語』っていう本で、私も2年ぐらい前に頂いて知ったんです。で、2年ぐらいかかって漸く読み終わったんですね。人が生まれて生きてそれからまた亡くなってとかそういう人の生に関わる部分ってすごく細かく色んなドラマを含めながら書かれていて、やっぱどうしても生きてる事って肯定していかないと生きていけないって言うか、だけどこの中では当然のように否定するって考え方ももちろんあって、なんかそれで人が生きたり、また産むことを考えたりすることって言うのがちょっとやっぱ新しい視点で自分にとっては、なかなかあんまり考えてこなかった部分なのでもしかしたら反出生主義って言葉でよく言われてるんですけど、そこのところのテーマとも被ることだと思うんですけど、なんかそれについて具体的に自分が想像することがなかったのでこの本を通してもうちょっと広い人の視野みたいなもの見れた気がして嬉しかったですね」

博士　「凄いですねこれ世界40か国で翻訳されてるんです」

和田　「へえーそうなんですね。でもやっぱ言葉がなんか描写が綺麗って言うのかな事あるごとに色んな描写が凄い詰まってる感じだったんですけど、その描写っていうか目の前にあるシーンの捉え方っていうか言葉の仕方が凄い綺麗だなと思って読んでました」

原　「言葉に酔えるというか表現に酔うって本だけしかなかなかできない体験ですよね」

和田　「そうですね。なんか物語た単に進んでいくだけのとはまた別な気がしますね」

原　「ちょっと音楽的な文章もありますしね。和田さん2年かけて読んだって凄いですね」

和田　「あ、いや2日で読みました。でも2年温めてて」

原　「2年温めてきた」

和田　「もう通読したって感じですね」

原　「あ、寝かして」

和田　「そうです」

博士　「これを読んでこれの感想を言えるまでに2年かかったっていうことですか？」

和田　「いや違いますね。頂いてから読もう読もうと思ったまま置いといて」