惜別 〜吉澤ひとみさん芸能界引退〜

こんな形で私達の前から消えていくなんて考えもしなかった。仕事は順調、子どもにも恵まれ家庭円満。デビューしてから平成30年9月5日まで18年間一切トラブルを起こさずやってきた人が契約解除になるのだから本当に怖い。一報を知らされたときの家族やメンバー、友人、知人、関係者の驚きはどのようなものだったか。長年芸能活動を頑張ってきて最後の肉声が謝罪の言葉とはあまりにもあまりにも・・・。
大好きな人が擁護できない罪を犯したときどう接するかという難題を突き付けられてるのは感じてます。


私が本格的に吉澤ひとみさんのファンになったのはご本人曰く「白熊」から痩せ始めた頃。コンサートを観に行った方のレポに「また吉澤が痩せた」「また吉澤が綺麗になった」という言葉が毎週出て、最初は”天才的に美少女”で、その後ふっくらしてまた痩せ始めてという振り幅がアイドルらしくなくて面白いなと思ったのがきっかけでした。それからフットサルが始まってモーニング娘。のリーダーとガッタスのキャプテンを兼任してハロープロジェクトを引っ張る存在になってその輝きはどんどん増していきました。この頃の私は週に8日の勢いで吉澤さんとガッタスのことを書いてた。それぐらいハマった人でした。


吉澤ひとみさんが今までやってきた仕事はあまりにも多すぎるため1つずつ挙げるのは不可能で、どれも思い出に残るものばかりです。私もこのブログを13年毎日書いてて今まで何回「吉澤ひとみ」あるいは「よっすぃ〜」と書いてきたのか分からない。時間があるとき振り返ってみようかな。


事務所から契約を解除されましたが、加護亜依さんみたいに数年後ハロプロのステージに立つのは極めて困難。罪の重さもありますし、亀井絵里さんとか前田憂佳さんみたいに完全に一般人になった人は今度また芸能活動するとなると現在の勤務先会社がよっぽど副業に理解がないと無理。可能性はそりゃ何が起きるか分からないから0%と断言はできないけどいっそのこと期待はしないほうが楽なのかもしれません。


逮捕されてから2〜3日はずっと考え事してほとんど眠れなかった。悲しくて悔しくて。たとえ親兄弟が他界してもこんなに涙出ないだろうというぐらい泣きました。


強い責任感を持って仕事してきた吉澤さんと今回起こした事件の内容がどうしても結びつかない。本当何があったのか。アルコール依存症を疑う声も出ていて、それはなんとも言えません。確かにテレビで何かを食べたりVTRに食べ物が映ると「お酒がほしくなりますね」「お酒に合いますね」とお酒の話をすることが少し増えたとは感じてましたが、トラブルは皆無だったし育児もちゃんとしてて料理のレパートリーもどんどん増えているしお酒で生活が破たんするような兆候は全然ありませんでした。翌朝7時に集合というのに深夜まで飲み続けてたというのがどうも分かりません。以前の吉澤さんなら絶対しなかったことです。
人は失敗して、反省し、後悔し、原因を探って、それを糧に成長できる生き物。月並みな表現ですが頑張ってほしいです。


交通事故の怖さを改めて感じます。被害者はもちろん、加害者だって事故を起こしたくて起こしたのではない。ちょっとのミスで被害者のみならず運転者の人生も変わってしまうという意識を忘れずハンドルを握らなければいけません。他人事と思わず私も気を引き締めて運転します。
私は祖母を交通事故で亡くしています。わき見運転の車に撥ねられました。後日その人と上司が謝罪に来て土下座していたと聞き「お婆ちゃんかわいそうだけどこの人も人生変わっちゃってかわいそうだな」と子ども心に思った記憶があります。


引退したとしてこれからの生活は相当な苦難が待ち受けてる。芸能界以外で働いたことがなく、顔と名前は日本中に知れ渡っているから就職は大変。息子さんが学校でいじめられないかとか色々考えてしまいます。何か重大な問題を起こした人には弱ってることにつけこんで怪しげな宗教や薬物の売人、女性であれば成人ビデオの関係者が高額な出演料をちらつかせて近づいてくることもあるみたいなので十分気をつけてほしいです。


事故の前までもそうだったように今も吉澤ひとみさんのことを考えない日は1日もありません。「ちゃんとご飯食べるかな」「ちゃんと寝てるかな」「笑えるような楽しい日を過ごしてるかな」とか。


卒業公演で「何色にも染まるよ」と語りました。もし今もその気持ちをお持ちならキャンバスを真っ白に塗り直して1からやり直すことはできるはずです。最後に着ていた白い服が新しい人生の第1歩となって社会に復帰できるのを祈ってます。なぜここまで深い思い入れを持ってもう芸能界を引退した人のことを長文で書けるかといえば気障な言い方を許されるならば


”一度は本気で惚れた人”


だからです。


罪を償っていつかまたどんな形でもいいから元気な姿を見せてくれる日が来るまで黄色いハンカチは上げ続けます。