亀田ファミリー記者会見

 金平会長と亀田史郎氏と亀田大毅が記者会見した。てっきり大毅が内藤に反則行為を謝罪するのかと思ってたけど大毅は無言ですぐ帰っちゃって拍子抜けした。なんのために出てきたんだろうね。史郎氏も反省してるのかしてないのか、誰に対して謝ってるのかはっきりしない。


 順番からすれば直接の被害をこうむった内藤にまず真っ先に謝るべきだ。目に指を入れるなんて一歩間違えれば失明してボクサー引退どころから日常生活に重大な影響を及ぼす可能性だってあって、現に『バーリ・トゥード・ジャパン95』でジェラルド・ゴルドーと対戦した中井祐樹ゴルドーサミングで右眼を失明した実例もある。それなのに1年間の出場停止は重すぎるだのなんだのそんなこと言える立場かと。息子が人様にやってしまったことの重大さを分かってないんじゃないか。


 大毅は憔悴してる様子だった。一夜にして日本中から手のひらを返したようにバッシングされたらやっぱりきついだろうね。絞られた体つきを見れば真剣にトレーニングしてるの分かるし内藤選手も言ってるようにセンスは悪くないと思う。しかし今まで己より強い相手と戦ったことがなかったのが悲劇だった。北斗の拳ドラゴンボールを読んで勉強すべし。


 昔から「勝って兜の緒を絞めよ」って言うじゃないですか。調子に乗ってるときはつい態度が大きくなるし周囲もそれを咎めづらい雰囲気になる。そういう時こそ親が戒めないといけないのに今回はむしろ史郎氏が率先して炊きつけてる感じさえあったから、誰が悪いかって言ったらいわゆる亀田ファミリーみんなに責任があると思う。謹慎期間中に頭冷やして考えを直すのが一番いい。 


 ここからはあんまり関係ない話なんだけど「ヒール」という単語が一般に使われるようになったことについて。昔はプロレス関係者とファン以外使ってる人いなくて、20年ぐらい前故ジャイアント馬場さんに記者がインタビューしてるときついヒールと言う言葉を使ったら「きみそれは僕たちプロレスやってる人間だけが使う言葉だよ。」とたしなめられたことがありました。芸能人だと誰が使い始めたんだろう。ナインティナインの岡村さんが10年ぐらい前からちょくちょく言うようになったのが始まりのような気がするけど。


 「ガチンコ」はたぶんTOKIOの番組がきっかけでそれまでは一般にはほとんど知られてなかったと思う。プロレスの世界にはガチンコと大体同じ意味の「シュート」と「セメント」(女子はコンクリ)もあるけどこっちはまだだ。