2ndステージの感想その4 カレッツァの準決勝敗退

これについては意外な感じと「やっぱりそうなったか」という思いと両方あります。意外な感じというのはやはりカレッツァは前回ガッタスを破って勢いに乗るASAI RED ROSEを下して優勝したチームで、その後行なわれたGyaOカップでもガッタスに勝って明らかに上昇気流に乗ってると思っていたからです。豊富な練習量に裏打ちされた確かな実力は脅威で、この大会でもきっと良い結果を出すと信じてました。キャプテンの小島くるみ選手はスフィアリーグ選抜でも主将を務め好調さをアピールしていました。だからせめて決勝までは行くだろうと。それにもかかわらず準決勝でTEAM dreamに負けたのは意外に思ったのです。


それとは逆に全く正反対のことも思いました。理由は2つです。
1つはなんというかうまく表現できないけど昨年夏の冒険王リーグ直前のchakuchaku J.bに似た雰囲気をあの日のTEAM dreamに感じていたからです。もの凄い勢いでどんどん強くなって気力が充実しまくって、優勝も時間の問題かというような雰囲気が特に高本彩選手や橘佳奈選手から伝わってきてこのぶんならカレッツァ撃破も夢じゃないと感じたので"怪物"宇津木めぐみ選手を中心に果敢に攻めているTEAM dreamに勝利が転がるような気がしていました。


もう1つはカレッツァ特有の「お家騒動」と言ったら言い過ぎかもしれないけどメンバーが固定されて組織プレーがようやくできるようになってきたなと思った頃に決まって起きるメンバーの変更があったからです。準主力クラス級以上の選手数人がカレッツァを卒業してしまいました。元来カレッツァ選手数は多いものの選手層にやや不安を抱えるチームで直前での選手離脱は精神面などでマイナスに働いた可能性はあります。いつもせっかく良い感じのチーム状態になってきた時に足元が揺らぐこの妙な伝統(?)を変えないと今後も継続してトップクラスの実力を維持する際の障壁になってしまうような気がします。